【ワイン王国】フランスワインは世界一!?

ワインのお勉強

こんにちは。イトヒロです!

皆さんはワインと聞いたら、どこの国を思い浮かべるでしょうか?

私が1番に思い浮かべるのは、やはり「フランス」です!

なぜかと言うと、フランスは世界で最も高品質で美味しいワインを生産しているワイン王国だからです。
実際に私が買って飲むワインも、最も多いのはフランス産のワインです。

そこで、この記事ではフランスワインに関することをまとめてみましたので、一緒に見ていきましょう!

なぜ世界一なのか?

なぜフランスワインが世界一と呼ばれているのかというと、
「ブドウを栽培するために必要な自然条件を大いに享受している場所であるため、高品質なワインを大量に生産できるから」
だと僕は考えています。

ワインはブドウから造られるため、質の高いブドウを栽培する必要があります。
質の高いブドウを栽培するためには、土壌の成分や日当たりなどの天然の自然条件が欠かせません。
フランスでは、そのような天然の自然条件が揃っており、ワイン造りに最適なブドウを栽培することができます。
フランスの中でも特に有名な地方は、「ボルドー」「ブルゴーニュ」「ロワール」「シャンパーニュ」です。

よって、フランスワインは世界のワイン生産国の中でも特に優れたワインを生み出す国であり、「ロマネ・コンティ」など世界のワインの頂点に君臨する高級ワインが存在します。
そのため、フランス産のワインは値段が高いと思われがちですがそんなことはなく、低価格で質の高いフランスワインはたくさんあります。

また、フランスではワインの生産が非常に盛んであり、1年間のワイン生産量はイタリアに次いで2番目に多いです。

フランスワインの法律

フランスではワインの品質の基準を保護するために、厳しいワインの法律が定められています。

2009年に改正されており、現在のフランスのワイン法では、ワインを3つに分類されています。

  1. 特定の産地で生産される上級ワイン「AOP」(原産地呼称保護ワイン)
  2. 生産地域を表示できるtーブルワイン「IGP」(地理的表示保護ワイン)
  3. 特定の生産地域の表示がないテーブルワイン

基本的には最高ランクのAOCワインが最も品質が高いのが一般的ですが、最近はワイン法に縛られずに自由にワインを造るために、指定以外の品種を使用したり、アルコール度数の高いワインを造ったりして、あえて下級のランクで販売するワイナリーも増えてきているようです。

ちなみに2009年にワイン法が改正された理由としては、ニューワールドワインのワイン法に比べて、フランスのワイン法は難解であるため、分かりやすくしたかったからだそうです。

「ワインの女王」ボルドー

ボルドーはフランスの西海岸の方に位置しており、フランスワインの2大生産地の1つです。
イギリスと交易することで栄えていったため、左岸のメドック地区が特に市場価値を高めていきました。

ボルドーワイン最大の特徴

ボルドーワインの最大の特徴としてはやはり「ブレンド」です。
ブレンドしないボルドーワインもありますが、ほとんどのボルドーワインが数種類のブドウをブレンドして、複雑で豊かな味わいに仕上げていきます。

また、赤ワインが全体の8割を占めていることや、全体のワインのうち95%がAOPワインで上級のワインであることも特徴です。

ボルドーワインで主に使用されるブドウ

ボルドーではワイン製造に使用していいブドウの品種が決められています。
赤ワインに使用が認められている品種は、

  • カベルネ・ソーヴィニヨン
  • カベルネ・フラン
  • マルベック
  • プティ・ヴェルド
  • メルロー

の5種類です。

白ワインに使用が認められている品種は、

  • ソーヴィニヨン・ブラン
  • セミヨン
  • ミュスカルデ

の3種類です。

シャトーとは?

「シャトー」とは、元々フランス語で「城」を意味する言葉ですが、ボルドーでは「ワイナリー」という意味でもあります。
詳しく言うと、ブドウ栽培から醸造、瓶詰めまでを一貫して行うワイン生産者のことを指します。
所在の地名をとって「シャトー○○」と名乗り、これをワイン名にするのが一般的です。

5大シャトー

世界のワインの中でもトップクラスに位置し、一級品のワインと称されているのが、「5大シャトー」です。
シャトーにはそれぞれ格付けが存在しており、最上位の第一級の格付けがなされているのがこの5つのワインです。

  1. シャトー・ラフィット・ロートシルト
  2. シャトー・ラトゥール
  3. シャトー・ムートン・ロートシルト
  4. シャトー・マルゴー
  5. シャトー・オー・ブリオン

ワイン好きの私も、一度でいいから飲んでみたい代物ですね。

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「ワインの王」ブルゴーニュ

ブルゴーニュ地方はボルドー地方と並んでフランスの2大生産地の1つで、フランスの東側に位置しています。

ボルドーでは「シャトー」ごとに格付けがされているのに対し、ブルゴーニュ地方では「畑」ごとに格付けがされています。

自分の畑で栽培したブドウのみからワインを造るワイナリーを「ドメーヌ」と呼び、農家からブドウまたはワインを買い上げ、醸造・熟成を行うワイナリーを「ネゴシアン」と呼んでいます。

ドメーヌは家族経営が多く、個性的で品質が高いのに対し、ネゴシアンは企業経営が多く、複数の農家から仕入れるため、ブレンドによって品質のばらつきを均一化できるのが特徴です。

ブルゴーニュワインで主に使用されるブドウ

ブルゴーニュで主に使用されている品種は、白ブドウでは「シャルドネ」。黒ブドウでは「ピノ・ノワール」「ガメイ」です。
特にシャルドネから造られる白ワイン「コルトン・シャルルマーニュ」は有名です。

また、ボルドーワインが様々な品種をブレンドして造るのに対し、ブルゴーニュワインでは単一品種で造られることが多いため、そのブドウの品種の香りや味をストレートに楽しむことができます。
品種ごとで飲み比べをしたい場合は、ブルゴーニュワインのような単一品種で造られたワインが分かりやすいですね。

ボージョレ・ヌーヴォー

「ガメイ」という種類のブドウを使用して造られるワインで、収穫後2ヶ月で飲むことができます。
毎年11月の第3木曜日が解禁日となっており、品質を保つためにこのような解禁日を設けることになったそうです。
日本は日付が変わるのが世界中でも早い方の国なので、「世界で最も早くボージョレ・ヌーボーが飲める国」と言われ、日本でも有名になりました。
また、ガメイは赤ワイン独特の渋味が少なめなので、ワイン初心者の方でも飲みやすいワインとして人気を誇っています。

ボージョレ・ヌーボーに関してはこちらをご覧ください。

「フランスの庭」ロワール

ロワール河を見下ろす丘の斜面にブドウ畑が点在しており、多種多様なワインを製造する地域がロワール地方です。
軽やかでフルーティーな白とロゼワインが中心に造られています。

ロワール地方で主に使用されるブドウ

ロワール地方では様々なワインが製造されていますが、中でも有名な品種は、白ワインに使用される「ミュスカデ」、赤ワインに使用される「カベルネ・フラン」、貴腐ワインに使用される「シュナン・ブラン」です。

「シャンパンの生産地」シャンパーニュ

シャンパーニュ地方は、フランスの最も北に位置している地方で、世界最高のスパークリングワインである「シャンパン」を生産している地方です。

シャンパンとは?

誰しも1度は聞いたことのある「シャンパン」というお酒は、実はスパークリングワインの1種で、シャンパーニュで作られたスパークリングワインのことを特別に「シャンパン」と呼びます。
ちなみに、シャンパンの生みの親の名前が由来になっている有名なシャンパンが「ドン・ペリニヨン」、通称「ドンペリ」です。

シャンパンを造るために使用されるブドウ

シャンパンを造るために使用する品種は3種類のみに決められています。

  1. シャルドネ
  2. ピノ・ノワール
  3. ピノ・ムニエ

シャルドネ100%の場合は「ブラン・ド・ブラン」(白の白)と呼び、シャルドネ以外の黒ブドウで造る白のシャンパンは、「ブラン・ド・ノワール」(黒の白)と呼びます。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回はフランスワインについてまとめてみました。
フランスはワイン王国と呼ばれており、高級なワインからリーズナブルなワインまで高品質を保ちながら造られていることが分かります。

フランスワインにはここには書ききれないほどまだまだ魅力がたくさんあるので、私自身ももっとフランスワインを飲んで、楽しみつつ勉強したいと思います。

参考文献はこちらです。

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以上、イトヒロでした!

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